環境創造センター研究体験講座(コミュタンサイエンスアカデミア ネクスト)

  研究活動に関心がある県内の高校生が、気軽に研究の場に触れられるよう、環境創造センターならではの研究体験を提供し、高校生の科学への興味や今後の福島県の環境回復・創造を担う人材の育成のため、福島県、日本原子力研究開発機構(JAEA)、国立環境研究所(NIES)及び福島国際研究教育機構(F-REI)の四機関が連携して実施しています。 


令和7年度 環境創造センター研究体験講座

 進学や就職等を控えた高校生を対象に、環境創造センターならではの研究体験を提供しました。学校では扱わないような実験機器等を用いて、試料の調整や測定を体験し、得られた結果から考察・発表を行うなど研究の流れを学んでいただきました。

 

【開催日等】
〇 令和7年7月17日(木) 福島県立安積高等学校 SSHクラス2年生       35名
〇 令和7年7月25日(金) 福島県立会津学鳳高等学校 SSコース1年生   38名
〇 令和7年8月1日(金)  福島県立福島高等学校 SS部1年生       30名
〇 令和7年8月6日(水)  福島県立磐城高等学校 自然科学部1、2年生  18名

〇 令和7年12月24日(水)   福島県立会津学鳳高等学校 SSコース1年生   39名

 

【実施内容】
1 液体シンチレーションカウンタを用いた放射性物質の分析
 液体シンチレーションカウンタを用いて、調整したトリチウム試料を測定することにより測定原理を学び、得られたデータについて考察を行いました。

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2 河川から考えるマイクロプラスチック問題
 国際的にも非常に関心の高い環境問題であるプラスチックによる海洋汚染について、発生源である河川での試料の前処理方法や赤外線分光分析装置(FT-IR)等を用いた分析方法を学びました。また、河川のマイクロプラスチックの現状から解決方法について考えました。

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3 現場調査をするための講義(湖沼編)
 物理・化学・生物を総合的に学び、湖沼の調査に必要な科学への理解を深めました。

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 4 環境調査に関する調査分析体験

 実際に解体工事等の環境調査の現場で行われている光学顕微鏡や電子顕微鏡を用いたアスベストの観察・同定、悪臭公害調査する三点比較式臭袋法の標準試薬による嗅覚検査や模擬試料による判定試験を行いました。

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5 放射能調査に関する調査分析体験
 大気中に浮遊する塵の放射性セシウムの採取、試料の前処理・測定方法を学び、模擬試料の前処理を行いました。また、結果の解析方法を学び、実データの解析を行いました。

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6 3Dシミュレーションによる遠隔操作ロボット操作の体験
 災害・事故現場等の危険な場所では、人間に代わって作業を行える遠隔操作ロボットが重要な役割を担っています。本コースでは、ロボットモデルの制作とプログラミングを通じて、3Dシミュレーションの基礎を学びました。加えて、制作したロボットモデルとプログラムを用いて遠隔操作ロボットの操作をシミュレーションで模擬体験を行い、ロボットを活用した災害対応の難しさについて考えました。

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7 環境・社会のデータサイエンスで地球を視る
 データ整理やプログラミング言語「R」を用いた解析方法を学び、福島県内のオープンデータを用いて解析を行いました。

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8 放射線を探せ-ノーベル賞の発明を100均で作ろう-
 放射線計測機による放射線の測定により放射線の特徴を理解し、身近な材料で受講者が作成した霧箱により、放射線を可視化して観察しました。

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